とかちさん、たいへんだよ!
ジョニーデップの愛犬2匹がオーストラリアで殺処分の危機だって!
ジョニーデップの愛犬の名前は?
殺処分危機にさらされているのはジョニー・デップの愛犬、ピストル(Pistol)とブー(Boo)。ツイッターで検索してみると海外のメディアサイトでも大きく報じられていた。
Johnny Depp's dogs Boo and Pistol defended on social media after Barnaby Joyce's death threat http://t.co/gdUlNXsPal pic.twitter.com/9PCDM7PiHI — ABC News (@abcnews) 2015, 5月 14
溺愛してるなあ。
#badgeoftheday #JohnnyDepp Shaggy Dog story - #Boo&Pistol latest to fall foul of Australian immigration pic.twitter.com/rHF6GJ7dlS — Cando Crew Richmond (@cando_crew) 2015, 5月 14
どっちもカワイイ♪ 殺処分なんでありえない!
なぜデップの愛犬は無許可で入国できたのか?
記事にはこう書かれている。
デップさんは映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作の撮影のためオーストラリアに滞在中だが、プライベートジェットで先月ブリスベーン(Brisbane)に到着した際、連れてきたヨークシャーテリアの愛犬2匹について税関に申告せずに入国していた。
出典:AFPBB NEWS
ジョニデ~ダメダメじゃん。といいたくなるけど、記事の内容はオーストラリアもお粗末といっているような気もする。
オーストラリアは国内への疫病の侵入を防ぐため厳しい動物検疫制度を設けている。ジョイス農相は「ジョニー・デップだからといって、わが国の法律の対象外になるわけではない」「ただちに米国に送還しなければ、2匹を安楽死させることになる」と報道陣に語った。
つまり厳しい動物検閲制度をすり抜けて2匹の犬がオーストラリア国内に入国したことになる。ちょっとこれオーストラリア側にも非があるのでは?空港で愛犬の存在を確認できれば対応もできたはずで殺処分はちょっと厳しすぎる気がする。 調べていくともっと怖ろしい事実がわかってゾッとしました。
オーストラリアが狂犬病注射をしない理由
狂犬病を例にとってみると、オーストラリアには予防接種の義務がない。これは毎年義務付けている日本との大きな違い。なぜか? 狂犬病が発症した場合、すぐ分かるようにするため。予防接種で抵抗力を高くするよりも、低くすることで万が一発生した場合ただちに見つけることができる、という考え方。なにを意味するかというと、狂犬病が出た個体が住む地域の犬を強制的に隔離、必要に応じて殺処分するということ。 日本でたびたびおきている鳥インフルエンザの対応と同じ。鶏舎のニワトリに行われる大量の殺処分が飼い犬に対して行われるのだ。 コワッ。 だから狂犬病の予防注射ではなく水際で防ごうというオーストラリアは、ジョニーの愛犬2匹が入国したことに大慌てだったのだ。この狂犬病、日本も他人事ではない。
終わっていない狂犬病の恐怖。台湾で大流行
2年前、台湾で52年ぶりに狂犬病の感染が判明。その数は300匹以上にのぼりました。これを受け厚生省では様々な対策をとっています。
厚労省は今年8月、都道府県などに狂犬病検査の実施要領を通知。各都道府県で、極度の興奮や歩行不能などの異常行動や、人にかみつくなどの危害に及んだ犬や野生動物について、感染の有無を確認する作業を進めている。
狂犬病 狂犬病ウイルスが原因の感染症。犬やアライグマ、タヌキなど全ての哺乳類がかかり、かまれた時に唾液に潜むウイルスで感染。人が発症すると精神錯乱などに陥りほぼ100%死亡するため、発症前に直ちにワクチンなどを投与し治療する。
狂犬病は過去のものではなくいつ発生してもおかしくない。日本はオーストラリアほど水際の検閲は厳しくなしいからだ。狂犬病は致死率ほぼ100%という最恐の感染症。世界ではいまも5万人以上が狂犬病で命を落としている。ポリシーで狂犬病の予防注射を打たない飼い主も多い。もし、日本で発生したら国はどんな対応を取るんだろう。ジョニデの愛犬をめぐって考えさせられた。
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