たまたまツイッターの話題が興味を引いたので紹介。
太子町のイルカ漁が残酷かという話からペットの介護休暇という話へ。
ペットの病気で「会社休みます」
太子町のイルカの捕獲方法が残酷だって言うのは、イルカが賢い動物だから、ってのと関係あるのかな? イルカほど賢くない魚ならどんな漁の方法でもいいってこと? 賢い生き物には許されないことでも、賢くない生き物になら許される?
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2015, 5月 22
@InsideCHIKIRIN 生きたまま火で炙る(残酷焼き、地獄焼き)、活け造りにする、踊り食いと称して生きたまま食べる、など魚介類ではありますが、知能がありそうな哺乳類相手だとやりにくい…という意味では自分たちもある程度線引きしてるような気もします。 — Chika@Girls.Music (@jasminestea) 2015, 5月 22
@InsideCHIKIRIN @jasminestea 線を引けるのは、自分と同種か否か、つまり人とそれ以外の生物、しかないのではないかと思っています。 子供の看病とペットの看病で休暇が必要な人がいた時に、どう調停したらよいか悩んでいる人がいて、考えさせられました。
— 北野 風夫 (@jx0) 2015, 5月 22
そーねー。ペットって一部の人にとっては「家族同然」らしいから、数十年後には、ペット用の介護休暇も新説されてたりするかも。 https://t.co/RcBPhlcmgD — ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2015, 5月 22
お面ブロガーのちきりんさん、いまどきのペットは家族同然じゃ飼えませんよ。室内で一緒にくらし毎日の食事、散歩、トイレ、しつけ・・・ほとんどの人が親のような覚悟で接してますよ。おっと、この人がどうこうじゃありません。関心をもったのは「数十年後にはペットの介護休暇も新設」ということと、その前のつぶやき。
子供の看病とペットの看病で休暇が必要な人がいた時に、どう調停したらよいか悩んでいる人がいて、考えさせられました。
例えば、上司は電話口でこういわれます。
── うちのとかちが熱出しちゃったんで会社休ませてください
上司 「はあ!? (とかちってたしか犬じゃ…)」
── そばにいてやりたいんですぅ
上司 「はいりょーかいです。(アホかこいつ) せいぜいお大事に」
ペットを飼っていない人はもちろん、飼っている人でも「ペットが病気なので仕事休みます」に否定的な人は多いのではないでしょうか。とくに直接当事者になる現場はざわつきそうですね。休んだ人の仕事を代わりにしなくちゃいけない人とか。せっかくの休みに電話がきて(今はLINEあたりかな?)「〇〇んちのとかち(犬!)が休みだから昼からシフト出て!」と云われちゃうんですよ? あ、このケースは人間の子どもでもいっしょですね。きほん腹立ちます。犬だろうが人間だろうが病気のことはどうでもよくて母親失格!くらいおもう人もいるでしょうね。
双方の妥協点はもし心配ならかかりつけの動物病院に預けてから出勤する、あたりでしょうか。 調べてみると、以前ペットの慶弔休暇が話題になったようです。
ペットが旅立ったので会社休みました
もし、ペットとの別れがきたら・・・考えるのもイヤですがきっと仕事どころではないでしょう。でも本当に休むのか、というハナシです。
ペットにまで慶弔休暇を適用した場合、ペットを飼っていない従業員からすれば公平性に欠けると思う人もいるでしょう。また、従業員が規定に従ってペットの慶弔休暇を取得すれば、ペットに対する価値観が違う上司に嫌味を言われたり、部署内の人間関係の悪化につながったりする恐れもあります。もちろん、ペットフードやペットケア製品を取り扱っている会社等であれば、当然のようにペットの慶弔休暇を設けていますし、会社の理念や企業文化から考えても必要であると考えます。
出典:JIJICO
じぶんは現実的に休むのは難しい、でしょうね。記事でも一般的な会社で慶弔休暇を導入するのは難しいと結論づけています。ところで記事で気になったのはペット関連の会社では当然のようにペットの慶弔休暇を設けている、というくだり。ほんまかいな、ほんまでした。
慶弔金1万円の会社も
ペットフードなどを取り扱う日本ヒルズ・コルゲートはここまでやるか、というほど手厚い制度があります。
こちらに詳しい内容が書かれています。(PDFなのでデバイスによってはみられない人がいるかもしれません)
「ペットの忌引き休暇」
社員の飼っているペットが亡くなった場合に社員に休暇を1日与える制度。 2005年年11月から始まったそうです。(もう10年!)
人間の慶弔規定を参考にしているそうで、休暇のほかに慶弔金1万円、希望者には弔電もおくられるとか。
これはペットと向き合う会社ならではかもしれません。ただ、ぜんぶとはいいません。「ペットが病気なので休みます」を認める会社があったらおもしろいなあ、とおもいますがどうでしょう。会社の色日本ヒルズ・コルゲートの慶弔制度は、人間の制度に準じているそうです。数十年後といわず、ペットの介護休暇を導入する会社が出てくる時代がすぐそこにまできているのかもしれませんよ。ユニークな休暇制度ならすでに導入している企業はたくさんあります。
こんなにある「おもしろ休暇」
厚生労働省のサイトでユニークな休暇制度がまとまって紹介されています。出典:特別な休暇制度
ざっとおもしろい、と思ったものをあげます。
- 会社が強制的に1週間休ませる「ガンバレ休暇」
- 独身者に里帰りさせる「未成年・独身者規制休暇
- どんな親孝行をしたか朝礼で報告する「親孝行休暇」
- 入学式や卒業式に休める「こども成長記念休暇」
- バーゲンに行きたい人のために「おしゃれ半日休暇」
病気や介護、という理由じゃなくても「ペットは家族休暇」とかあってもおもしろいですよね。ペットにかぎらない幅広い休暇でもいいので。なにより会社がどう社員と向き合っているのかが見えてきます。かんたんに会社にたいするイメージもアップするはずです。
全国の社長さん、どうでしょう。
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