きょうのとかちさん

29匹の犬はどうなるの?業務停止命令…劣悪なペットショップのウラ側

投稿日:2015/04/24 更新日:

改善しなかった仰天理由

写真をみるかぎり、かなり以前からこの状態が続いているようです。ではなぜペットショップのオーナーは都の38回にわたる指導を無視して改善してこなかったのでしょうか。その理由について、こういっているそうです。

「自分なりに一生懸命やっている」出典:産経新聞

まじっすか!

「一生懸命」とは命を懸けるほどのこと。それが本心ならば、1か月後もまた同じ環境で営業を再開する可能性もあります。

それにしても・・・素朴なギモンが残ります。
なぜ都は38回も改善命令を出すまで時間がかかってしまったのでしょう。
何があったのか、その一端をフェイスブックで報告している人がいました。
東京都の塩村あやか議員です。どこかで聞き覚えがある名前・・とおもった方、正解。
siomura
都議会でセクハラ野次を投げつけられたアノ女性議員です。
公人なので引用しながら何があったのか振り返っていきます。

100件の苦情も・・・東京都は何をしてきたのか、してこなかったのか

2014年6月18日、まさにセクハラ野次が飛び交う直前、塩村議員は今回のペットショップの問題を取り上げていました。(出典:都議会議事録
さらに詳細な店の実態がわかります

 都内の某ペットショップがとてもひどいという相談を複数受け、現場に視察に行ってまいりました。
私の目に映ったのは、ペットショップというより多頭飼育崩壊現場の状態で、店の外にいても悪臭が鼻をつき、ハエが舞い、相当長い期間を経ないと、ここまで劣悪にならないと考えられる環境でした。その中に犬や猫がいました。猫の多くは目やにが付着し、犬小屋の前には黒い物質が固まり、その上に犬がいます
ハエのカーテンをくぐり店内に入ると、店内には汚い鳥かごが何段にも積まれており、その鳥かごの中に成長した猫がいます。下の金網も長年のふん尿で変色しています。店内にいる犬は皮膚病を疑われる状態で体毛の半分が抜け落ちており、赤い皮膚が見えていました水槽の中には、緑に変色をした水の中に金魚等が百を超えて入っており、外の山積みされた百以上はあるだろうと思われる鳥かごには、さまざまな鳥がひしめき合っており、衛生状態がかなり悪い状況です。
あけ放たれた窓から二階が見えますが、鳥かごやケージがやはり何段にも積み上げられており、多数の犬らしき生き物がいるのが見えました。明らかに動物愛護法第二十一条、基準遵守義務、二十一条の二、感染症の疾病予防、第二十二条の三、獣医師との連携確保に違反をしている状況です。
通行人たちは、鼻をつまんで店の前を走り去っていきます。近所の方に話を聞いてみますと、長年この状態で大変に迷惑をしているとのこと。私のもとにも、こういった劣悪なペットショップについて、もう何年も動物愛護センター、警察にいっても変わらないとの情報が入っています。土地の不法占有が確認できたケースもありました。
東京都は、都道府県知事の権限を規定した動物愛護法二十三条及び十九条に基づいて、改善や、それに従わない場合の措置、または第一種動物取扱業の登録取り消し等の措置をとるべきだと考えます。その際には二十一条の三にのっとり、当該動物を譲渡し、そのほかの適切な措置を講ずるように努めなくてはいけません。
そこでお伺いをいたします。
劣悪なペットショップはこのケースに限ったことではなく、一方で、東京都はこうした事業者に対して適切な対応をとっていないとの情報、意見が多数寄せられています。こうした都民の通報が生かされておらず、十年以上放置しているケースもあります。
東京都はこれまでどのような指導、勧告をしてきたのか、その際、狂犬病予防法を遵守しているのかどうか、確実に確認をしているのでしょうか。
動物愛護法違反の事業者、不法占有をしている事業者など、違法、適正ではない事業者の登録を長年にわたり取り消さず、登録更新までしている状態をどのようにお考えでしょうか。劣悪な事業者に対し、今後、都はどのように対応していくのかもあわせてお伺いいたします。

この塩村議員に対し、舛添都知事の答弁はこうです。

動物愛護行政についてでありますが、我が国では、動物販売業者は、動物の愛護及び管理に関する法律で都道府県知事の登録が必要とされており、都には約千七百件の事業者があります。
都は、販売や保管、展示などの業態に応じた監視指導を行っており、多くの事業者は法令を守っております。ただ、残念ながら、問題のある事業者が存在するのも事実であります。
動物は、飼い主にとって家族の一員として生活に潤いを与えてくれる大切な存在であります。都は、都民やボランティア、関係団体等と連携しながら、さまざまな動物愛護の施策を進めており、動物の販売におきましても、動物愛護の考え方を進めていくことが必要であります。
昨年の法改正では、動物の健康及び安全を保持する観点から、幼い犬猫の引き渡し及び展示の禁止、販売時における対面説明の義務づけなど、規制が強化されました。現在、国では、幼い犬猫の販売規制のあり方を含め検討が進められており、今後とも、都は、監視指導を通じた法令遵守の徹底を図ってまいります。

監視指導を通じた法令遵守の徹底・・・
これが38回にわたる指導につながったのでしょうか。







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