きょうのとかちさん

「去勢」と正面から向き合う。させる、と決めるまでの葛藤

投稿日:

去勢。

手術で睾丸を取り除くこと。
決断のタイムリミットが迫り、葛藤の日々を送ってきた。

もし去勢すれば、とかちさんは子供の顔を一生見られない。
去勢手術は麻酔をかけるリスクがあるし
病気の予防効果があるとの喧伝も病院の商売が入ってるという人もいる。
子供はいらないと決めても将来変わるかもしれない。
そもそも選択の自由を奪っていいのか。
自然の摂理に反することは止めたほうがいいに決まってる。

そんな飼い主さんやペットショップも多い。
ドッグランで知り合った人に「去勢」について様々な声を聞いてきた。

だいたい8対2くらい。8が去勢をさせた人。
2の人は子供を生ませたいから、という理由で未去勢だった。
子供いらないけど去勢はしていない、という人にはまだ会ったことがない。
ドッグランという環境のせいもあると思う。

よくいわれるデメリット…

◯性格が変わる(おとなしくなる)
◯太る(マツコデラックスか!)

この二つについては
性格は変わらないし太らなかった、とほとんどの人が同じ答え。
気を遣ってたら痩せちゃって、という人もいた。
当日で済むし、痛みに苦しんだ様子もなかったという。

ムツゴロウさんがブログで去勢を巡る悩みについて答えている。
コチラコチラ

『去勢=おとなしくなるという数式は成り立たない。
かわいそうなどという感情を差し挟まないで考えるべき』

実用に徹して、か…。
自分たちの置かれた環境から実用面を考えてみる。

・片足を上げておしっこをしない
・アクシンデントで子供をつくらない
・発情中のメスにマウント(発情)しなくなる

マーキングする前に手術を受けると片足を上げるマーキングはほとんどしないという。
ただ、ドッグランで聞いてみると、マーキングのマネをする子はいた。
ムツゴロウさん曰く、胎児の頃から脳の性行動を司る部分はオス化しているから男らしさはなくならないという。
マーキングのマネはまさにそれを裏付けることになるはず。

これ、実はウチにとっては大きい。

軒先に鉢植えの草花を飾っている近所の飲食店がある。
上がりかまちが一段下がっているので、マーキングするとかかってしまう。
草花は、大事な店の顔。
その顔にマーキングさせて平気でいられる飼い主が多すぎると店の人が鬼の形相で憤慨していた。
間に合わなかったら、最低限水をかけるのがマナーでしょと。

飼い始めのときこの話を聞いて、散歩はそういう心配もしなければダメなんだと思った。
飼い主ルーキー、また学ぶの巻だった。
確かに店の立場になって考えれば、非は100%飼い主にある。
マーキングがいけないのではなく、する場所の問題。
犬のために街があるわけではない。
人も犬も店もそれぞれ譲り合ったり優しさを持って接してこそ街で共存していける。

手術の時期だけで、マーキングをしないなら今する理由の一つになる。
結果的にはだが。
とかちさんのパパは所構わずマーキングをするのでマナーベルトが日常になっていた。
去勢するなら早いほうがいいよ、とアドバイスをくれた。
まだ7か月にもなっていない…。
でも「去勢」するかどうかを決めるには、「もう」なんだ。

女の子は「避妊」。手術はもっと大変らしい。
りぼんママの手術痕を見たらやっぱり切なくなった。

「避妊」について知りたい方は、
CANDYママの子育て日記
手術までの過程をテーマを立てて詳しく書いてあります。
葛藤の心中や費用など参考になります。

結論。
調べているうち、オネエになるとかは割り切ることができた。

悩むポイントは、子供を作るかどうかだけ。
狭いマンションで暮らす、
都市部の街で人と共存する、
大好きなドッグランで思う存分遊ばせたい、

そんなウチの環境を考えて
「去勢」手術を受けることにしました。

病院に行って話を聞いてきます。

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